キツネ物語

2025年05月30日

このブログの存在を知る、稀有な皆様こんにちは。愛玩動物看護師の小形です。

今回も「(ブログについて)声をかけてくださったあの方とあの方のほか、だれか見てるのかしら?」

「それとももう、もはやうちの父親以外だれも見てないのかも?」

「じゃあ、何書いてもいっか」

のような心持ちで、いつも通り好き勝手どうでもいい事を書いていきたいと思います。

読み終わった後、やたら時間を奪われた割には特に何も心に残っていないし、何の知識も増えていません。

それでもいいよという方だけお進みください。

 

さてさて、皆様はジュウハンくんをご存じでしょうか?

アーティストの木野聡子さんの飼ってらっしゃる、キュートとクールを一挙に併せ持つ、奇跡の黒猫ちゃんです。

その木野聡子さん、とっっっっっっっても手芸がお上手で、お上手というレベルではなくて、

様々な趣向のオリジナルの首輪をジュウハンくんに作り、写真を公開されていて、「黒猫と首輪」という写真集も出版されています。(じゃあもうプロですよね)

すみません、私ネットリテラシーレベルが赤ちゃんなので、リンク先貼ってもいいのかとか、写真拾ってきてのっけてもいいのかとか全然わからなくって、怖くてできないので、お手数ですがぜひ一度検索してご覧になってみて下さい。

一見の価値ありです!わんちゃんオーナー様もぜひ!

その数多ある首輪の作品の中で、作り方を公開されているのが2つあるんですよね。

その内の1つ「キツネの襟巻き」にワタクシひどく心を奪われまして。えぇ。

やるっきゃない、となりましてね。

思えば、私は手芸はすれど自分や友達や家族の物ばかり。これでは愛玩動物看護師の名が廃るぞ、と。

こんなん紺屋の白袴やんか。自分のペットを愛でてこそホンマの愛玩動物看護師なんちゃうんか、と。

独自の解釈に行きつき、エセ関西弁が出たところで材料調達開始です。

ぬいぐるみのような生地が必要なのですが、昨今推しのぬいぐるみを自作するのが流行っているようで、すぐ見つかりました。推し活バンザイ!

そしてネット注文したらなんと次の日届きました。最近の流通システムすご過ぎませんか?本当に関係者の方々には足向けて寝られませんね。

 

ではでは!軌跡を載せていきまーす!

 

まずは型紙をダウンロードし、切り抜きます

 

 

そして布を切り取りー

(もうこの時点でちょっとカワイイ)

 

 

 

諸々つなぎ合わせたらー

 

 

画竜~

 

 

点睛!

 

 

カワイイッ!そもそものデザインが天才過ぎるっ!

意気揚々と実家に持って行き、愛猫・ジローラモにモデルをお願いしました。

(キツネ制作の為にわりと近距離の実家からミシンを借りたのですが、さすがに歩いて持って帰ったら腕がもげそうになった話はまた今度に)

 

久々の登場、去る3月にめでたく16歳を迎えたジローさんです。

 

「非常に不服である」

 

 

そんなに嫌そうな顔しなくても……

と思ったのですが、超えてくる子がいました。

同居猫のサブリナ(4歳)です。

実は、キツネには色違いの兄弟がいまして。

 

コン     コン

 

いまジローにキツネ作ってるんです~なんて高野さんに話したら、「サブちゃんにも?」と聞かれまして…

いやー、アイツは私に全然懐いてないので、アイツの分は無いですよーなんて返したんですけど…

おい、ちょ待てよ、と。

愛情の不平等は良くないんじゃない?

これを機に更にグレて、手のつけられない不良娘になってしまったら?

最近私が現れても以前の様に隠れたりせず、じっと息をひそめて耐えてくれるようになった、今がチャンスなのでは?

と一旦キムタクをはさんで考えを改め、急遽あまり布で制作を決行!

ほ~らサブ子ちゃんの分だよ~と優しく着けてみました。こちらです。

 

「一生許さない」

 

これは…よけいに嫌われましたかね…。

白キツネ潰れちゃってタオル巻いてる人みたいになっちゃってるし。#猫の写真撮るのヘタクソ選手権

でもまぁいいんです。こういうのは気持ちが大事。

完全にエゴではありますが、愛情は本物なのですから。ね、そうだよね、サブ子チャン、ゴメンネ。

 

いやー毎度毎度、長文・駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。ゴメンナサイ。

キツネの襟巻、作るのは少し難しかったけど、とっても楽しかったです!

もしご興味ある方はぜひお声がけください。私の持ちうる情報でしたらなんでも差し上げます。

 

それでは、末尾になりましたが、5月も終わろうというのに今年はずいぶん寒暖差が激しいですね。

皆様くれぐれもご自愛くださいませ。